
当ブログ記事[マッチングアプリ婚活、巷の噂とわたしのリアル比較]の中で『表』に記したように、自ら進んで証明・確認をあっさりしてくれたものも2~3はあるのだけれど、わたしからすればどうでもいいような個人情報は徹底して明かすまいとしていた。
彼の目的はなんだろう。
もう少し様子見をしてみようか。
彼がボロを出し、その尻尾をつかむまでは。
そんなある朝、妙にリアルな夢を見て目が覚めた。
目次
なにかあると夢によく見る
11枚の便箋が訴えてきたもの~TRY ME 私を信じて~
人を信じるって、大人になるほど難しい
大人は自分の恋マニュアルを参考書にする
#夜の婚活番外編 マッチングババトークage47-49④
なにかあると夢によく見る

わたし自身は霊感などはまったくないのだけど、夢に亡き祖母や先代犬があらわれて、意味深な行動を見せられることが少なくない。
はっきりと「コレコレに気をつけなさいよ」と言ってくれればいいものの、わざわざ夢に登場した割に仏頂面のまま無言だったりするのでいただけない。
どうにかこうにか彼らの言わんとすることを解読しなければならず、ありがたいような面倒くさいような複雑な心境になることがほとんどである。
夢に出てくるのは祖母や先代犬(ときどき祖父)に限らず、親友や部下のこともある。行方不明だった後輩が「帰りたいけど今さら皆に合わせる顔がないので迎えにきてください」と出てきて消えたこともある。――「ど、どこに?!」と目覚めてアタフタした。
信じてもらえっこない"おかしな話"を書いているという自覚はあります。けれどこのまま先にすすめます。今回はこういうお話がしばし続きます。笑
11枚の便箋が訴えてきたもの~TRY ME 私を信じて~

夢の中で彼は11枚の便箋をわたしに差し出した。
そこには人を信じられなくなった経緯や、人を信じたいけれど信じるのが怖い旨がつらつらと書かれてあった。
細かな内容こそ目覚めと同時に忘れてしまったけれど(笑)彼から言われた言葉だけは覚えている。
「信じさせてほしい」
――それはわたしの台詞ですよ。
寝起きでモッシャモシャの髪に手ぐしを入れて、お団子ヘアにする。「それはわたしの台詞ですよ」今度は声に出してみた。
リステリンを口に含みながら顔を洗う。つらそうな表情をした夢の中の彼が、脳裏に浮かんだ。
ちょうどこの頃、占い師や霊能者や、彼とのことを相談していた先輩などから「彼はあなたに踏み込みたいけど踏み込めないと言っています」などと叱咤されていたこともあり、
そんな現実が見せた"意味のないただの夢"だとも思った。なんなら今も半分くらいはそう思ってる。夢だなんてそんな馬鹿な、そう思っている。
ただ……彼が人や物を信じるまでにとてつもない時間を要したり、納得するまで調べてしまうといった"厄介な性質がある"というのは、のちのちに彼本人から聞いたこともあって、マッチングアプリで知り合った面倒な過去を幾つも持つわたしのことを信じられなくて当然だわねとも思った。
又、彼のステータスを思えば『ヤバい女』『ヤバい交友関係を持つ女』に身辺情報を明け渡した場合、社をあげた大事になる可能性だってある。慎重に慎重をいくつ重ねても仕方ないと思えるところはある。
「いや、だったらマッチングアプリすんなよ」とも思う。「初めからある程度、素性の分かってる女性たちから見つけなさいよ」とも思う。
信じさせてと言われても、どうしたもんかなあ……。
人を信じるって、大人になるほど難しい

どうしたもんかなあ……。信じさせてと言われても、わたしは今のところとくに嘘は吐いてないしなにをどうすればいいんだろう。
彼からは夢の中で「信じさせてほしい」と言われるし、占い師さんたちからは「あなたの気持ちが分からない、だから踏み込めないと彼は言ってます」とか言われるし。
わたしは彼には"誰かいる"と思っているから、踏み込めないし。彼も彼で踏み込めないと思ってるみたいだし。
どっちもどっちだよ。信用して傷つくか、信用しないまま離れるか、怖いけど信じる方にBETするか。それしかないでしょ。
と、自分の右側から声がする。左側からは「そのどれも選べないから2人とも悩んでるくせに」と聞こえる。うん、確かに。
大人って、保険を張るからいちいちややこしくなる。傷つかないためにあらかじめ張る予防線って、ひとつも潔くなくてなにもすっきりしないまま結局傷つく気がするわ。
大人は自分の恋マニュアルを参考書にする

彼には他に誰かいる、そう思っているからわたしは遠慮をしてしまう。その遠慮が彼に踏み込ませないバリアや、不信感を与えているのだとしたら……?
たとえば、俺がAの言動をした場合、俺に好意を持つ女性ならBのリアクションをとるはず――といったパターンをごく一般的に恋愛経験を積んだ大人なら1つや2つは持っている。いわゆる『自分の恋マニュアル』みたいなものだ。
過去を振り返ってみると、予想外のリアクションをとるから君はよく分からない・読めないと言われてきた回数がかなり多い。
その「読めなさ」は良い風にも悪い風にも転じる。
自信家の男性からは追われることになるし、自信のない男性には「脈ナシ」「俺の恋マニュアルにあてはまらない」と諦められることもあった。
彼の恋マニュアルはどっちなんだろう?
それを紐解けば、多少のヒントは得られるかもしれない。
これをこちらのブログで書くのは二度目になるけれど……
どれだけ自信家の男でも自信家に見える男でも、50代に近づくと自信なんてなくなる、というようなことを独身時代の有吉さんや坂上忍さんが特番で話していらした。
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「まさかこれか?」
「まさかこれか?」
「これなんじゃないかしら?!」
恋の駆け引きは本当に苦手だけど、やるしかない。仮に彼を「社会的には自信家」だけど「恋には繊細なオジサン」と設定しよう。
前者の彼には、追わせることが必要。
後者の彼には、信用と自信を持たせることが必要。
追わせるためには、いつも通り「読めない・食えない・面倒なわたし」のままで良いとして問題は後者である。これはあれか、いわゆる世間でいうモテ女性たちが使っているとされるテクニックの出番だろうか。
「あの子……絶対に俺のこと好きなんじゃないか?!」と自惚れさせるように仕向けるテクニック。あざと可愛いとされる肉食女子達がフルスロットルで使っているという恋のテクニックの数々。
ぎゃんっ!
あの番組、見てないんだよなー。
困った。どうしよう。先輩助けてくださーい。
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#夜の婚活番外編 マッチングババトークage47-49④

「あざと可愛いテクニックがわかりませんっ!」
49歳の今年のうちになんとしても再婚をすると意気込むけれど、マッチングアプリに恐怖心を持っていた先輩。
彼女はあろうことかわたしを「温泉旅行全おごり」という交換条件をちらつかせて、再婚活アプリ『マリッシュ』に送り込んだ。
そのあたりの経緯は過去記事を遡っていただくとして――。
『マリッシュ』で出逢った同じ歳のボーイフレンドと目下ラブラブ中♥の先輩の超がつくご機嫌っぷりは、本社のうちの部署にまで噂で届くほどである。
😄「あざと可愛いテクニックぅ~?」
「かくかくしかじか」
😄「駆け引きやテクニックって使い慣れてないと、ミイラ取りがミイラになるのよね~」
「そうなんですか」
😄「そっ。だからあかつきには無理よ」
「そんなこと言わずに。マリッシュに潜入捜査した恩を返してください」
😄「分かってるわよ(笑)背伸びはしなさんなってことよ」
「そうは言わずに」
😄「あのね、彼からLINEがきてから返してるでしょ? 彼からLINEがこないとLINEしないでしょ?」
「はい、概ね」
😄「ふつうはそうじゃないわけよ、好きな男にはLINEしちゃうのよ。しちゃいけないって分かっててもしちゃうのよ~。好きだから」
「へぇぇ」
😄「へぇぇじゃないのよ、そういうものなのよ。コミュニケーションをとりたいからね、好きだから。好きだからって気持ちを免罪符に使うのよ、使っていいのよ女って。なぜなら可愛いから(笑)」
「へぇぇ」
😄「そういうところでバロメーターをはかってるわけよ、男って。この子は俺に惚れてるなとかってね~」
「安いはかりですね」
😄「憎たらしい子ね~」
「でもそういうものなんですね、だとしたら確かにわたしは出来ていません。忙しい彼の迷惑になるようなことは避けたいので」
😄「迷惑なわけないでしょうよ、なに言ってるのよ~」
「そうでしょうか」
😄「彼って確かアプリの自己紹介、すっごくたくさん書いてたって言ってなかったっけ?」
「すっごい書いてました、書いてたっていうより"語ってた"と言ってもいいかもしれません」
😄「でしょ? 恐らく彼は話したい人だと思うわよ。語りたいのよ自分について。あかつきに聞いてほしくてたまらないはず」
「じゃあもっとLINEしてくれば……」
😄「自分が送ったLINEにしか返事をしてくれない、自発的にLINEをあまりしてこない『俺のことを好きなんだかどうなんだか今いちよく分からない、けど嫌われたくない女性』に、まともな男なら一方的に俺日記や俺通信を送れないでしょうよ~まともな男ならね」
「なるほど!」
😄「あかつきが自発的に、あかつき通信を送ればそれだけで彼は変わってくると思うわよ。彼ね、たぶんだけど……本当は独占欲が強いと思う。あかつきの行動とか知りたいはずよ、知って安心したいはずよ」
「え……」
😄「騙されたと思ってやってみなさいよ、あかつき通信。セルフィーも今よりどんどん撮って送ってあげて。音声付き動画なんかさらに最高だと思うわよ、妄想も膨らむし」
「なんの妄想ですか///」
😗「妄想は妄想よ、ばかね~ふふふふふふふ♡ ばかね~」
作戦変更。キャラに似合わぬあざと可愛いテクニックは却下。そもそも何からすればいいんだか、いまいちよく分からなかったから助かった。
自分からどんどん「わたし通信」を送ろう。たまに送っていたセルフィーや動画も、もう少し増やして送りつけていこう。
でも……47歳のわたしのセルフィーなんてほんとに見る価値あるのかしら……悩むなぁ……。嫌がられないかな。どんだけ自分に自信があるんだコイツって思われたらイヤだなぁ……。
というか先輩はもう『マリッシュ』で出逢ったボーイフレンドと何度も会ってデートしてお泊りもしてるんだもんなぁ。とっとと進展していいなぁ。←
