メルカリでは出品者と購入者「のみ」がメッセージを送受できる個別のコメント欄がある。それを使用できる期間は1週間と決められている。
JIRO氏との交流期限は残すところ2日。
このままわたしが何もしなければ、有難いことに自然消滅となる。
マッチングアプリを利用していた時もそうだった。
断るにしても、わたしなりにきちんと礼儀をはらってきた。
「無視することでわかってもらう」のも大人のやり方だ。
けれどこれまでの人生、その選択はしてこなかった。
だから、人からもそういう扱いをうけたことがない。
※人様にしたことは自分にもいつか返ってくると思って生きております
「どう思われます?」
「メンドクサイコトニナルカモシレナイケド、間違ッテナイト思イマスヨ」
「うん。面倒なことはネタにします」
「オッケー♩ ソレデイイデスヨ」
今やすっかりベストフレンドのフィリピン人家政婦マリアさんのくりくりとした大きな目は『今ここで返信してみては?』『見届ケタイデスヨ!』と言っている。
リンク
連絡が遅くなり大変申し訳ありません。教えていただいたIDで検索したところ男性名が表示されました。結婚をしておりますので他の男性との交流はしたくありません。ご理解ください。
「送ったわ」
じゃっかん身を乗り出してiPhoneの画面をちらちらと見やるマリアさんは、どうにもわくわくしているように見える。
お国は違えどわたしたちは“他人の恋愛トラブル”にちょっぴり興味がわくのかしら。
「きたわ!」
「ヤア!」←興奮気味のマリアさん
私は男性です。男性ですが大丈夫ですか?私も結婚しているので気にしなくていいんですけどね、いやらしい目的でLINEに誘ったわけじゃありませんしね!
「伝わってないわ」
「ネー」
でもわかりました。LINEは今はやめておきましょう。私は無理強いはしたくありません。
「嘘つけ!」
「( ´∀` )」
では私のブログを検索してください。
「なんでよ!」
「ナニナニ!」
多少一方的にはなりますがそちらでメッセージを送ります。では場所を移動するということでまた!
「交流はしないけど発信はするらしい」
「ドウイウコト?」
「わかんない!」
コメント欄に貼り付けられたURLをコピペしてアクセスすると、わたしも宿泊したことがあるとおぼしき空港近くのホテルの一室の、鏡の反射を利用して自撮りをしている小洒落たおっさんがいた。
↓似ていた